現地調査

こんにちは、岡本家具店の社長の岡本です。
台風１３号は通過していったというのに朝から雨模様でうっとうしいお天気ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、先日１件のお問い合わせがあり現地の調査に出掛けてまいりました。
今回のご相談内容というのは「車でブロック塀にあたってしまったので修理できますか？」とのことで「できますよ！」と返事をしつつ、私の頭の中では「ブロックが２～３個かけたぐらいかな」と簡単に考えて約束の場所に駆けつけたところ唖然としてしまいました。

なんとも約１０メートルにもわたって見事？に塀が横たわっているではありませんか！
ご依頼主に事情を伺ってみると、ちょこっと当たっただけで、車にも目立った損傷もないし、幸いなことにドライバーの方をはじめ周囲の方々にもお怪我などの被害もなかったとのことにホッと一安心。
それなのになんでこんなことに・・・
事情をひと通り伺って、早速詳しく調べることに！
原因発見！！なっ、なんと揺れや衝撃から崩壊を防ぐはずの鉄筋が抜けてしまっているではありませんか！しかも縦に通す鉄筋は底の部分をフック加工して抜けにくくしておかなければならないにもかかわらず、まっすぐな鉄筋で土台となるブロックに対して５ｃｍぐらいしか入ってないではありませんか！！
何とも、ずさんなその場しのぎの施工に憤りすら感じてしまいました。
今回は、人的被害がなかったから良いようなものですが、お客様の大切な財産と生命を守るべき建築物が業者のモラルの低下で凶器に変えてはならないのです！
ものづくりに携わる一人として考えさせられる時間でした。